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- 注文住宅のハウスメーカー選びの基準ができる!
- 注文住宅の構造のメリット、デメリットなど差が比較できる!
- 注文住宅の保証が重要なことが理解できる!
今、住んでいるところから自分の理想の住まいへ移り変わりたい!!
このような理想をもっている人は多いのではないでしょうか?
デザインに凝った自分の部屋がほしい、災害に強い安心・安全な家に住みたい、アイランド型のキッチンがほしいなど、たくさんの理想があるはずです。
この理想を叶える第一歩が注文住宅を建築するハウスメーカーを選ぶことから始まります。
みなさんの理想を叶えるべく、注文住宅を建築するハウスメーカーの選び方をご紹介します!
構造・工法の違いで比較する
構造・工法は以下のとおり、主に7つの構造・工法があります。
ここでは構造・工法の違いを比較していきましょう。
木造
木造には以下の3つの工法がありますので違いを比較します。
木造軸組工法
在来工法とも呼ばれる工法で、土台に柱を立て、梁(はり)を組み合わせて骨組みを作って柱で家を支える工法です。
組み合わせを自由に変えることができるので、間取りも自在に変えていくことができます。
デザインにこだわった家を建てたい人に合っている工法です。
地震に弱いと思われがちな工法ですが、組み立ての接合部分を金具で止めたりして耐震性を高めていますので耐震性は低くありません。
建築するときに関係する法律の基準に合わせて建てるので、震度5では損傷をしづらく、震度6強や震度7でも倒壊する恐れが低いという家が建ちます。
木造軸組工法を採用している主なハウスメーカー
- 住友林業
- 積水ハウス
- 一条工務店
2×4工法(ツーバイフォー工法)
2×4工法は2×4インチの木材をメインに使用し、軸組工法と違い、壁=面で家を支える工法です。
2×6工法(ツーバイシックス工法)というものもあります。
※1インチは25.4 mm。2インチは50.8mm、4インチは101.6mm
家を面で支えるため、軸組工法より地震に強いと言われています。
反面、壊せない壁があるためリフォームやこだわったデザインには向いていません。
2✕4工法を採用している主なハウスメーカー
- 住友不動産
- 三井ホーム
- 三菱地所ホーム
木質系ユニット工法
パネル状にした木材を工場でユニットとして組み立て運ぶ工法です。
2×4工法と似ている組み立てかたです。
工場で生産しますので、職人の手で家の品質に差が出るということはないですし、雨や風の中、外で建築しなくてもよいため、品質が安定します。
ただ、ユニット型の小さい箱を建築現場に運んで組み立てるため、建築現場に行くときに通る道が狭い場合は、輸送車が通れませんので建築もできません。
木質系ユニット工法を採用している主なハウスメーカー
- ミサワホーム
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鉄骨造
鉄骨造には以下の3つの工法がありますので違いを比較します。
鉄骨造は木造よりも坪単価が割高になる傾向があります。
軽量鉄骨造
厚さ6mm未満の鋼材を柱や梁として組み立てていく工法で鉄骨版の軸組工法です。
鋼材は工場で作られるため、職人の手での品質の差は生まれにくい建てかたです。
鋼材で建築するため、地震には強いですが耐震性については大差がありません。
また、よく結露をしやすいから注意してください、というコラムを見かけますが、最近はハウスメーカーの企業努力もあり、そこまでひどい結露にはなりません。
ちなみにかえるの住まいも軽量鉄骨造ですが、結露は年間1回見るか見ないかくらいです。
軽量鉄骨造工法を採用している主なハウスメーカー
- 積水ハウス
- セキスイハイム
- 大和ハウス
- トヨタホーム
- ヘーベルハウス
重量鉄骨造
厚さ6mm未満の鋼材を柱や梁として組み立てていく工法です。
ここまで丈夫な構造ですと、中規模程度のビル、マンションで使用する構造になります。
そのため、取り扱っている会社は少なくなります。
頑丈な工法のため、間口が極端に狭い土地に3階建てを建築するなどの利用方法ができます。
重量鉄骨造工法さ採用している主なハウスメーカー
- 旭化成ホームーズ
- ヘーベルハウス
鉄骨系ユニット工法
木質系ユニット工法の鉄骨バージョンです。
工場で生産されてから建築現場に運びますので、品質が安定し、工期も短くなります。
通常規格の大きさのユニット、通常規格の半分の大きさのユニットを組み合わせて間取りを作っていきます。
ユニットの組み合わせですので、軸組工法のようにデザイン性を持たすことはやや難しい工法です。
鉄骨系ユニット工法を採用している主なハウスメーカー
- セキスイハイム
- トヨタホーム
- ミサワホーム
鉄筋コンクリート造
鉄筋を組み、鉄筋を組んだところにコンクリートで補強する工法です。
鉄筋コンクリート造を採用しているハウスメーカーは少なく、マンションや大規模なビルの建築で用いられます。
強度がとても強く、間取りもデザイン性の高い住宅にすることが可能です。
また、地震や火災にも強く、安心・安全な建物を建築をすることができます。
ただ、建築坪単価が高く、建築の期間が長いのがデメリットです。
鉄筋コンクリート造を採用している主なハウスメーカー
- 大成建設ハウジング
- 三菱地所ホーム
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坪単価の違いで比較する
ここではまず、坪という言葉の意味から説明いたします。
そもそも坪ってどれくらいの面積なのか
坪とは 坪 = 平方メートル(㎡) × 0.3025 で計算したものです。
例えば15㎡は
15㎡ × 0.3025 = 約4.5坪 ということです。
そのため、4.5坪というのは約3.87m×約3.87mになります。
4.5坪というのは普通の1部屋より大きいことがわかります。
※15㎡は約9.2帖、畳約9枚分です。
坪単価とは
坪単価とは建物建築の総額を出すために基準としている単価で、坪単価 × 建築床面積(坪) = 総額 という計算で建築総額を出します。
例えば、坪単価80万円 × 建築床面積40坪 = 建築総額3,200万 となります。
坪単価は気にしないほうがいい
結論としては坪単価でハウスメーカーの違いを比較することはやめたほうがいいと思います。
なぜかと言うと、理由は以下のとおりです。
- 坪単価は建物の建築面積(坪)など本体工事だけなので、外構費用や地盤改良費用などが入っていない
- そもそもハウスメーカーにより坪単価の計算基準が違う
- 吹き抜けなど作ると面積以外の費用が入りこむため比較しづらくなる
- 結局、相見積もりを取っていると最終段階で数百万の値引きをしてきたりする
このようなことがあり、坪単価で比較することは困難です。
自分と家族の生活が苦しくなく、それでいて安心・安全・快適な家を手に入れられる総予算が大切です。
保証の違いで比較する
私が営業マン時代に重視していたのは、この保証の違いで比較することをお客様に知ってもらうことでした。
なぜかというと住宅は建築コストだけではなく、ランニングコスト、修繕のコストまでを長期間のスケジュールで管理して総額のコストを抑えておいたほうがよいからです。
例えば、建売分譲住宅を購入すれば建築コストは安く上がります。
しかし、保証が薄いうえに使用している建築材料の質は普通のもの(建売分譲住宅が安いからといって安価なものは使用していません)ですので、どうしても長期的に考えると、修繕のコストを多目にみておかなければいけません。
保証が長く、品質の良い建築材料をしているハウスメーカーで住宅を建築する場合、修繕のコストがあまりかからないため、数十年経てば総額のコストが建売分譲住宅よりも安くなってきます。
数十年後の修繕コストを下げるのには、長期的で質の良い保証を選ぶのが効果的なのです。
まとめ
注文住宅を建てるときのハウスメーカーの選び方の基準をご紹介しました。
各説明の結論としては
- 構造・工法の違いを比較することは『重要』
- 坪単価の違いを比較することは『重要ではない』
- 保証の違いを比較することは『重要』
この内容を基準に訪問するハウスメーカーを選んでみてはいかがでしょうか?
訪問するハウスメーカーを決定したあとに注意しなければならないこともありますが、それはまた別の機会にご紹介いたします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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